資料NO. :  45
資料名  : 千葉県連絡会通信 2004年7月号
制作者  : 県連絡会事務局
制作日  : 2004年7月1日
    
2004年7月1日発行「百万人署名運動全国通信」第80号 付録
とめよう戦争への道!百万人署名運動
千 葉 県 連 絡 会 通 信
Web版
2004年7月号より 
発行責任:県連絡会事務局


戦争阻止!たたかいはこれから

 日本の民主主義はどこにいったのか〃 有事関連7法案と3条約・協定を、ほとんど審議らしい審議もなしに、成立・改定させた翼賛国会。そして国会にも諮らず「自衛隊」の多国籍軍参加を決定した小泉と、それを認めた公明党も含む憲法無視の戦争内閣。私たちはこれらの一切を徹底弾劾する。
 この反動翼賛国会の終盤、「百万人署名運動」は、6・4日比谷,13日芝公園,14日国会前を独力でも最後まで闘いぬいた。その結果は、内閣支持率は40%に急落し、「多国籍軍参加に反対58%」という新聞の調査結果も出ている。

 
今年の8・6ヒロシマ大行動は「戦争を止める」を前面に
 多国籍軍参加に反対し、イラク撤兵のたたかいをねばり強く発展させよう。有事法制を「発動させない、協力しない」闘いも今からだ。
 そして8・6ヒロシマ大行動から、「教育基本法改悪反対」と「憲法改悪反対」の大運動を形成してゆく一翼を担おう。例年にも増して多数の参加と、そして賛同金・派遣カンパ(1口1000円)への協力をよろしくおねがいします。
 県連絡会の振込紙を同封しています。1000円未満でもけっこうです。
 参加希望者は事務局までお知らせ下さい。

イラク派兵と国民保護法

米軍支援法廃案を求める緊急署名
 千葉目標4000筆 6/20現在 3,052筆


緊急アピール 「県連絡会財政 赤字転落 年会費納入を早々に」


 04年3〜5月の収支決算は、収入\000000、支出\000000で差し引き0000円の赤字となりました。
〜略〜
@6月通信と一緒にピンクの紙の「お願い」と振込用紙をお送りした方、(5〜8月に賛同された方です。)ぜひ継続の手続・振込を、ぜひ早めにお願いします。
A宣伝用「通信」の贈呈をしばらく取りやめます。賛同人・団体のみの配布とします。
B皆さん!千葉県連絡会に新しい仲間をどんどん増やしましょう。これが解消最善策です。

活動報告

1.省  略

2.イラク派遺や有事法の成立を阻止できませんでした。しかし、運動は県内でも少しずつ広がっています。それを物語る投稿を掲載します。

 ◎『荻野仁司さん講演会のこと』 U(千葉・市原連絡会)
 今年の3月20日の日比谷の大集会は、私にとって第二の反戦運動の第2章の始まりだった。あの大雨の大集会、「本当に成功した?」と自問しても「成功」の答えは出てこなかった。確かにすごかった。あの大雨にもかかわらず、芝公園3万、日比谷3万の計6万は、決して少なくない自衛隊を撤退させたい世論の表れだった。でも私には納得できないことがあった。団体にかかわっていない(フッーの)人たちの平和意識が気がかりだった。いくら大雨でも、アメリカやヨーロッパの運動に比べれば6万人という数は本当に少ない。テレピのニュースも3番手4番手扱いだった。

 
「もっと市民一人一人に訴えかけられる方法はないか?」と私は考え、千葉・市原連絡会が2月に稲毛でやったイラク写真展のことを思い出した。その中でも荻野仁司さんの講演が印象的だった。「あれを地元でやろう、民青が中心になれないだろうか。」
 私は20代のころ「民青」(共産党系の青年組織、民主青年同盟)の一員として活動してきた。一月ぐらい前の夜、私は盟友のEさんと二人で、民青の知人K氏を訪ねて、地域の共産党の事務所に乗り込んだ。K氏の答えは、「百万署名の支持母体、千葉動労とは一線を画している。協カは難しい。」であった。私は言い放った。「今の時代に何言っている、明日テロで自分たちの子どもが死んでしまうかも知れない時代なんだぞ。動労も共産党もあるか。」パートナーのEさんは、私と違い理論派で情勢分析にも卓越しており、その場を収めてくれた。
 結局、民青との共催にはできなかった。唯一、一緒にやれたことは、5月9日の打ち合わせで荻野さんが提案された「イラクヘの手紙」を呼びかけ、lO通ほど集めて荻野さんに託したことだ。そのとき、私とEさんに民青のSさんも(K氏了解の下)一緒だった。
 共催がだめになったのは、講演会まであと10日もない段階だった。中止にしようかとも考えたが、それは荻野さんを裏切るようでしたくなかった。私は、「百万」の仲間、先輩であるTさんやFさんに事情を話して、一人で町へ出てポスターを貼り、偶然会ったシビックのOさんにも協力してもらった。インターネットで流せる所には流した。
 1週間くらい前から、ネットの掲示板でやりとりをしている人や「イラク戦争に反対する議員と市民の会」から参加したいとの連絡をもらった。尊敬する滋賀県N高校のP先生も「東京まで来てるんで、Uさんの会出席するよ」といってくれた。それでも前日の夜は眠れなかった。「明日はどうなってしまうんだろう。10人位は来るんだろうか?」
 翌日、百万署名はもちろん、民青同盟、イラク戦争に反対する議員と市民の会、市民ネットワーク、そして平和について考えたいという個人参加者も数名見えて、総勢28名だった。
 会は、熱のこもった荻野さんの話と荻野さんが取材した聖職者教会のビデオで大盛況で、参加者は皆「良かった」と言ってくれた。参加はしなかったけれど後でメールをくれた△△市議は、「地元でやるってことは本当に意義があることですよ」と言ってくれた。
 反省は山ほどあるが、もしこの会が成功だったとしたら、私を支えてくれたEさんやTさん、Fさん、その他たくさんの人のおかげである。そして、これで終わりにはできない。
 イラクでは今日も占領は続き、日本は多国籍軍に参加するとか。
 参議院選挙で野党を勝利させて、小泉内閣の暴挙を止めよう。そのためにはもっともっとたくさんの市民に声を向けなければならない。がんばれ、百万人署名運動。


 
◎荻野講演会 参加者から W
 J様 イラクからの声を少しでも聞きたいと思っていました。「国策」に歪められていないイラクの生の声が、今の日本では余りに欠乏しています。荻野仁司さんの報告は、イラクの人たちの温かい声をそのまま伝えてくれました。感謝しています。
 自衛隊のイラク出兵は違憲であるという訴訟を千葉でも起こすのかと思っていましたが、その計画はまだのようでした。この問題が大きな議論の渦を巻き起こすことになれば、それだけで意味がありますが、どれだけの渦を一人一人の心に実際につくれるか、それが問題でしょう。人々の<時間的>余裕にも依りましょう。現実は厳しいですからね。
 どうぞご自愛下さい。他のメンバーの皆さんにもよろしく。


 
◎6月14日国会傍聴の感想 K(学生)

 十四日。晴れ。駅周辺には多くの警官が警備していました。地下鉄の出口を出ると、マイクや旗と太鼓、連呼の声。その声をたよりに行ってみると、お坊さん達がお経を唱えていました。戦争反対!の連呼と太鼓が身体にじんじん響きました。

 五時半ぐらいに傍聴に入った人たちが結果を知らせに戻りました。結果は願わない方向を示しました。反対の声は以前にも増して大きくなりました。傍聴した若い学生がマイクで本当に腹が立ったといい、「あんな親父たちに任せるなんて腹の虫がおさまらない。理不尽で言葉もでない」と歯がゆそうに話しました。その怒りの元を突きとめようと、僕は知り合った学生達と最終決議の傍聴に向かいました。外からは反対の声が響いてきました。持ち物検査、二回ほどエレベーターを乗り降り、十数名の警官の前を通り議場に着きました。さすがにすごい警備でした。

 会議は圧倒的な賛成で押し切られました。いい包み、筋の通らない意見、激しい対立もなくヤジばかり。反対派の議員ももっと必死になってやってほしいと感じました。金に溺れてここまでごまかす賛成派議員の哀れさ。立派なのは建物だけだなと思いました。
 建物をでた時、悔しさにみんな俯いていましたが,みんなの中にふつふつと沸き立たつものを感じました。


インフォメーション 7月
省 略



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掲載:2004/07/05